繰り返す悪夢 1

 

 

 

 

 

 

目次

1ページ目 現象の始まり
1ページ目 因縁の決着
2ページ目 決意
2ページ目 その後と蛇足

 

 

 

 

 

・ED16から始まりエンディングをタイムループして奮闘する二次作話です
・ED16とED11を見てからの読むことをお勧めします、お暇つぶしにどうぞ
・明枝の主人公補正が強くなってます、キャラ崩壊注意
・リテイク前の要素も少し入ってます
・追跡者が喋りますが正体は解らないようになってます
・同作者様のゲームの「ハロウィンナイトメア」の人物も
 何回か出ますが二つの作品内容に関連性はありません

よろしければ次のページからどうぞ
 

 

 

 

 

 

椰代「燃えてしまったね…なにもかも…」


明枝(何もかも焼けていってしまった、皆の安否も解らないままで…
もう真実を知ることだってできない…全部、消えてしまったんだ…)

 


目の前がクラクラしてその場に倒れた…

 

 

………

 

 

椰代「燃えてしまったね…なにもかも…」


明枝(何もかも焼けていってしまった、皆の安否も解らないままで…
もう真実を知ることだってできない…)

 

明枝「…?おかしい、こんな事、前にも…」

 

 

………

 

 

椰代「燃えてしまったね…なにもかも…」


明枝(何もかも焼けていってしまった、皆の安否も解らないままで…)

 

明枝「…いや、違う、確かにあの時誰かの悲鳴が聞こえた…
助けられたはずだった!けど…っ」

 

 

………

 

 

椰代「萌えてしまったね…なにもかも…」


明枝(何もかも焼けて…本当に?本当に何も残ってないのか!?)

 

 

がむしゃらに思い出そうとして目を瞑る…

 

 

………

 

 

 

目を開けると明枝は燃えてしまったはずの椰代の別荘の中にいた

 

 

明枝(なんだろう、俺…何かを探し回っていた気がする…でも…)

 

疲弊した明枝は椰代の部屋の前にたどり着く、扉の先には椰代が待っていた

 

 

椰代「大丈夫かい、明枝、顔色が悪いよ?」

 

明枝「探し回ったけど…何も見つからなかったよ…これは夢だ」

 

 

椰代にこの部屋で休むよう促され、見守られながらまた目を閉じる…

 

 

………

 

 

椰代「そう…夢の中でもいいんだよ、幸せなら」

 

 

次に目を開けた時には部屋の中で椰代と二人で踊っていた

 

 

明枝(何をしていたんだっけ…?どうして他の皆がいないのだろう…)

 

 

ぼんやりそう考えながら無意識に呟いた

 

 

明枝「椰代…俺は、また時間を戻せるなら、皆を助けたいよ…」

 

明枝(…「また」ってなんの事だ?)

 

明枝「全然幸せじゃない、こんなのは…悪夢だ」

 

 

起きたばかりなのに疲れたような気がして瞼が重くなる…
そしてまた目を閉じる…

 

 

………

 

 

菜摘「明枝ちゃん、明枝ちゃん!どうしたの?
ぼーっとして、今日は皆と集まる予定でしょ」


明枝(菜摘?)

 

 


伊吹「そうだ、明枝、その…あの時から
改めて言おうと思っていたんだけど…僕と…」


明枝(伊吹…)

 

 


桐哉「明枝?明枝!どうした?泣いているのか?」


明枝「あ…ごめん、兄さん…なんだろう、一緒に生きていられるのが幸せ過ぎて…」

 

 

………

 

 

走馬灯のような映像がめぐり、目が覚めると
病院から出て、菜摘と二人で帰りながら話していた

 

 

明枝(ああ、またあの悪夢が終わったのか…)

 

 

気が付いたらまた俺はあの別荘の中にいて、がむしゃらに探し回って…
今度こそ探していた真実を掴んだ、けれど…

 

 

菜摘「ねえ、明枝ちゃん…悲しいけど…
こんな事になったのは何か理由があったはずだよ」

 

結局俺は…伊吹も兄さんも…椰代も助けられなかった…

 

 

明枝「もう何回も繰り返したような気がする…けど、駄目だったよ…」

 

菜摘「明枝ちゃん…、泣いてるの?」

 

明枝「何言ってるんだろ俺…ごめん、菜摘」

 

明枝(また、あの時間に…戻れるのかな?)

 

 

「もし戻れるなら、今度こそ…」そんな淡い希望が虚しく感じた、
何かの気まぐれで起きたこの逆行現象は打ち止めになる気がしていたからだ

自分の無力さに泣きそうになるのを堪え、空を見上げて呟いた…

 

明枝「さようなら」

 

諦めの気持ちに押しつぶされた…そう思ったその瞬間

 

 

???「少年よ…力が欲しいか?」

 

 

明枝・菜摘「!!?」

 

 

空から何者かの顔が現れた

 

 


――――――――――――――――――――――――――――――――
[一方どこかの家]

 

 

黄色髪「はっ!今誰かがナイトメアを繰り返し体験してる気がする!!」

 

その友人「なんだよ、またハロウィンのカボチャ幽霊がどうとか言う気か?」
――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 


………

 

 

伊吹「う…う~ん…」

 

椰代「うっ…俺は何を……伊吹?」

 

伊吹「あれ?椰代…ここは…僕ら一体…?」

 

 

自分達は指切りジャックから逃げていたはず…、
うろ覚えな記憶ながら二人は気が付くと本館エントランスに留まっていた

 

 

桐哉「…気が付いたか」

 

 

近くの玄関扉の前には桐哉が座り込んでいた

 

 

伊吹「明枝のお兄さんまで!僕らを助けに?」

 

椰代「その足の怪我は?」

 

桐哉「情けないが…あの黒装束の奴にやられてしまってな…
まさかボウガンを持っているとは」

 

菜摘「皆!」

 

 

3人が集まっていることに気づき、菜摘が階段を下りて駆け寄ってくる

 

 

伊吹「菜摘!よかった!無事だったか!」

 

椰代「けど…明枝は!?」

 

桐哉「さっき俺を庇って囮に…くっ…このままじゃ明枝が危ない!」

 

 

そう桐哉が叫んだ直後だった…

 

 

[ズドドドドドドド…]

 

 

椰代「なんだ?この音…」

 

伊吹「だ、誰かが走って来ている…?」

 

菜摘「あれは…」

 

 


!?

 

 

その光景に4人は驚愕した―――


その人物はいつもの表情からは想像もつかない程の形相で
チョコレートを食べながらレプリカの槍をぶん回し、
指切りのジャックとついでにマネキン2体を追い回していた

 


桐哉「あ…ああ明枝いいぃっ!!??明枝なのかあいつ!!?」

 

明枝「兄さん!皆!」

 

 

4人が集まっている事に気づき、明枝が階段を下りて駆け寄ってくる

 

 

明枝「皆!大丈夫だった?」

 

椰代「いや明枝の方こそ大丈夫!?
そのチョコへんな薬入ってるんじゃない?;」

 

伊吹「と…とにかく無事でよかった、どうしてあんな状況に?」

 

明枝「俺が囮になったあの後、リーチの長いものを見つけたから
狭いところにジャックを追い詰めて反撃しようとしてたんだ…、
だけどこの広いところまで逃げられて…」

 

菜摘「ボウガンは!?」

 

明枝「油断したところで叩き落とした、今はもう使えなくしてある」

 

伊吹「すごいな…けど、奴にはまだ刃物が…うっ!こっちを見てるぞ!」

 

 

エントランスの2階から指切りのジャックが見下ろしている

その視線に応じて明枝が追跡者に立ち向かおうとする

 

 

明枝「今の兄さんを連れては逃げきれないし、
置いてもいけない、だったらここで抑える!」

 

桐哉「明枝!無茶だ!場所だって不利なのに、お前の勝てる相手じゃ…」

 

 

止めようと手を伸ばすが届かず。明枝は相手へ向かって歩いていく

 

 

桐哉(くそっ…明枝…、もしお前が死んだら…俺は…)

 

桐哉「はっ…!?」

 

 

その時桐哉は感じた、頭に流れ込んでくる誰かのビジョンを…!

 


――――――――――――――――――――――――――――――――――――
黄色髪「ゲームの主人公でさあ…、
表情が隠れてたり喋らなかったりするやついるじゃん?
あれって考えようによっちゃ
未知の可能性が秘められてるんじゃねえかな」 

     

その友人「ほんと今日どうした?お前」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 


桐哉(……なぜ今ゲームの話が?)


しかし桐哉にはなんの事だか解らなかった

 

 

明枝「大丈夫だよ、兄さん、皆」

 

桐哉「…!」

 

 

桐哉から見てその表情は影に隠れてよく見えなかったが、
不思議と不安の気持ちは消えていた

明枝と指切りのジャックが向き合い、睨み合う…風が横切り、回転草が転がった

 

 

椰代(開いてないはずなのにどこから風が…?)

 


明枝は逆行現象時、ある部屋で指切りのジャックとも対峙していた、
明枝はその時、身動きが取れず、殺されるのを待つしかない状況だったが…

 

 

明枝「このままじゃ終わらない…!」

 

刃物を振り下ろされる直前、確信めいたその一言をぶつけ、
指切りのジャックを戦慄させていた

 


明枝「ついに決着を果たす時が来た…」

 

???「ああ、この時を待っていた…何故だか知らないがお前を覚えているぞ…」

 

追跡者が初めて口を開き、顔を見せる…

 

???「貴様をEND○○で××したあの時からくぁwせdrftgyふじこlp!!!」

 

 


しかしネタバレ防止のため顔と啖呵にモザイクがかけられました

 


明枝「…行くぞ!(あんな口調だっけ?)」

 

???「…来い!(さっきの台詞噛んだ恥ずかしい)」

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
黄色髪「……これホラーゲームの話だよな?」

 

その友人「え?俺達格ゲーで遊ぶんだろ?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 


互いが走り出し、距離を縮める

 

椰代「まずい、このままじゃ勝ち目が…やめろ!明枝には手を出すな!!」

 

 


菜摘
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
おっとぉ!?相手が刃物を振るった!けど明枝ちゃんが受け流す!
ひるんだ隙にそのまま蹴りをいれる!相手がバランスを崩す!  
ここで明枝ちゃんが足払いを決めて相手が落ちたああああっ!! 
素晴らしいコンボを決めてくれましたああああっ!!∇     
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

椰代「何いいぃっ!?この状況を冷静に実況してる!?」

 

桐哉「あ、明枝…?あんな力を持っていたのか…?」

 

菜摘「やはり彼は目覚めてしまったみたい…
その戦闘力、すくなくとも並以上はある…」

 

 

そう言う菜摘の顔がやたら凛々しかったので伊吹は2度見した

 

伊吹「一体これは……んん?ていうか菜摘どうした?」

 

菜摘「落ち着いて聞いて皆、明枝ちゃんは
今回の事件の結末を何度も見ているらしいの…全部同じってわけじゃないけど、
結局皆は助からなくて、悲しい結末からは逃れられなかった…
その際、明枝ちゃんが未来を切り開く力を望み…
それを手に入れる機が現れて今に至っている、あと私は…なんか巻き込まれた」

 

桐哉「それは…つまり…」

 


――明枝ちゃんは今…、輪廻をめぐって覚醒しているっ!!――

 

 

 

菜摘が叫ぶ、しかしその台詞より表情筋の「キリィッ」という音の方が響いた

 

 

椰代「…」

 

桐哉「…」

 

伊吹「…」

 

マネキン「(゚Д゚)」

 

 


伊吹「いやいやいや全然納得できない!!何が見えたのかその辺りもっと詳しく!」

 

 

階段から転がり落ちた指切りのジャックを含めて彼らは自分の耳を疑った

 

???(馬鹿な…だとしても何故…)

 

???「何故何度も仲間が殺されるところを見て正気でいられるんだ!?」

 


明枝が落とした相手の目の前に移動し、見下ろしながら答えた

 


明枝「チョコレートを食べたからだ!!そして今日がバレンタインだからだ!」


???「何を滅茶苦茶言ってるんだお前は!!?」

 

 

指切り以下略が吠え、起き上がる勢いで刃物を払い、
明枝がそれを一歩下がって避ける

 

 

???「くっ…!こいつっ…!」

 

 

互いの武器をはじき合う、完全に明枝のペースだった
相手を取り乱させ、斬撃の軌道を読んで避けつつ、
はじいては力を押し殺す事によって着実に疲労を与えていた

 

 

???(こいつ普通の高校生のはずだろ?
一体何故…?どうしてこんなに食い下がってこれる!?)

 

戦って明枝と渡り合い…その呟きに相手は気づいた

 

 

明枝「ZX→Q↑A→W↑←」

 

???「つ…通常モードコマンドだと!?」

 

伊吹「すごい…!明枝」

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
一方こちらは格ゲーで友人と渡り合い…相手の呟きに気付いた

 

友人「○△→R↓L□←×」

 

黄色髪「お前それズル技だろうが!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 


桐哉(だからこいつら誰なんだよ…)

 

ガキイィン…ッとナイフが遠くへはじかれる

 


???「ぐっ…はぁ…はぁ…がはっ…!」

 

 

更に息を切らしたところを明枝が容赦なくみぞおちに武器で一撃を入れ、
相手が床に前のめりに倒れた…

 

その場が一瞬静まり返る

 

 

「や…」

 

伊吹「やった!明枝!明枝があの指切りジャックを倒した!!」

 

椰代「信じられない…こんな事が…」

 

菜摘「うん、うん…!これで私達助かるよ!」

 

桐哉「よし、今のうちに奴を拘束しておこう…それぐらいは今の俺でもできる」

 

 

そして皆が驚き交じりに安堵と歓喜の声を上げた…

 

 

明枝「はぁ…はぁ…俺、やったよ…、これで…終わり…」

 

 

恐怖の悪夢が終わりを告げた、そう思っていた…

 


だが


ズガアアアアンッ!!

 


桐哉「なんだ!?」

 

伊吹「階段先の壁が壊れたぞ!」

 

明枝「あれは…プライベートルームの方か!」

 

椰代(なんだプライベートルームって!?俺の別荘に一体何が?!)

 

 

 

 

 

 

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青い秋夏様より頂きました!(pixivより)

 

明枝がタイムループして主人公補正を身に着ける滅茶苦茶な話
ED16とED11のネタバレ注意(←見てからの方が解りやすいです)
微妙なBL要素があります